不動産で運用することを考えた場合、その対象となる投資物件の選択は重要なポイントとなる。不動産運用を始める場合、その手ごろな価格からワンルームマンションが対象になりやすい。しかしながら、手ごろだからといって、ワンルームマンションで不動産投資が必ず成功するということとは違う。価格が安いと失敗してもさほど痛くはないという安心感も危険なイメージである。何でも経験は大切だが、それなりの根拠はどんなことであれ必要である。
投資物件選びの方法として、しばしば耳にするのは、自分が住みたいと思うか思わないかという基準である。この基準については、大きな過ちが潜んでいる。つまり、そこには、自分の感性という主観的な判断しかなく、ここには他の人が住みたいと思うかどうかという客観的な判断がないのだ。賃借人はあくまで他人である。であるのであれば、他人が住みたいかどうかという観点の方が重要であるということは言うまでもないことであろう。
他人が住みたいかどうかは、コストパフォーマンスが重要である。最新の設備、最高のサービスをかねそろえた投資物件を購入したとしても、その家賃が法外な価格であれば賃借人は付かないであろう。一方で、賃借人が付くまで家賃を下げていったとしても、それはもう、充分な収益を上げる物件ではなくなっているかもしれない。賃借人が家賃相応のサービスを受けていると感じられる物件を投資物件として選択することがベターであると思う。